フリーランスエンジニアになる前に準備しておきたいこと

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この記事では、「フリーランスエンジニアになる前に準備しておきたいこと」についてまとめています。

私自身、2022年8月から開業して個人事業主としてやっていくことにしたのですが、事前にどういった手続きをして、何を準備すれば良いのかを色々調べながら進めていったので、今後個人事業主としてやっていこうと考えている方の参考になればと思い、この記事を書きました!

フリーランスエンジニアになる前に準備しておきたいこと

1. 仕事を探す

自分で事業を持っている方は別かと思いますが、それ以外の方は仕事を探しておく必要があります。

仕事を探す場合は、大体は下記の2つになるかと思います

  • 自分で探す(友人・知人の紹介、SNSでの紹介など)
  • フリーランスエンジニア向けのエージェントを利用する

個人事業主として仕事を請け負う場合、見積書や納品書、請求書の作成などの煩雑な手続きが発生します。

ただし、エージェントを利用した場合は、これらの手続きを代わりに行なってくれるところが多く、福利厚生のプログラムを提供してくれたり、案件獲得のサポートも行なってくれるところが多いので、私はエージェントを利用しました。

ちなみに利用したエージェントは「ギークスジョブ」です!

上記エージェントを利用した理由として、実際に何人かのフリーランスエンジニアの方に、どのエージェントが良いかをお聞きしたのですが、「ギークスジョブ」を使っている方が多く、評判も良かったので、こちらのエージェントを利用することにしました。

取り扱っている案件数も多く、リモートワーク前提の地方案件も豊富なので、これからフリーランスエンジニアとして働こうと思っている方には、おすすめできるエージェントです。

2. 事業用口座と事業用クレジットカードを作成しておく

事業用の収支とプライベートの収支を同じ口座およびクレジットカードで管理していた場合、確定申告を行う際に苦労します。

また、開業後に事業用の口座やクレジットカードを作ろうと思っても、会社員と比べて信用が低く、作成することが難しいとよく耳にするので、開業する前に事業用口座と事業用クレジットカードを作っておくと良いです。

ちなみに私は、下記の口座とクレジットカードを利用しています!

事業用クレジットカードのライフカードに関しては、特段の理由はないのですが、事業用口座に関しては、振込手数料の無料回数が多かったので住信SBIネット銀行にしました。

3. 健康保険を任意継続するか、国民健康保険に加入する

会社員からフリーランスエンジニアとして働くにあたって、健康保険をそのまま継続するか、国民健康保険に入るか検討する必要があります。

どちらに加入する方が良いのかに関しては、国民健康保険に関しては自治体の国保年金課に、健康保険に関しては所属している保険健康組合に問い合わせると良いです。

「国民健康保険と任意継続の比較をしたい」とお伝えすると、それぞれで1ヶ月にかかる保険料を教えてくれます。

例として、TJK(東京都情報サービス産業健康保険組合)の場合は、下記のページに任意継続の手続き方法が記載されています。

任意継続の手続きに関しては、資格喪失日(退職日の翌日)から20日以内に「健康保険 任意継続被保険者資格取得申請書」と「添付書類(家族を引き続き申請する場合)」を申請する必要があることに注意が必要です!

4. 国民年金へ加入する

年金に関して、会社員の場合は厚生年金にも加入していますが、個人事業主の場合は基本的には国民年金のみになるので、国民年金に加入する必要があります。

国民年金に関しては、退職日の翌日から14日以内に手続きを行う必要があります。手続き先は居住する市町村役場なので、年金手帳および退職年月日が分かるもの(退職証明書や離職票など)を持って役場に提出しましょう!(書類郵送も可能)

国民年金だけだと、「老後にもらえる年金が心配」という方もいるかと思います。その場合の対策として下記のような制度があるので、これらを活用すると良いです。

  • 付加年金
  • 国民年金基金
  • 小規模企業共済
  • iDeCo(個人型確定拠出年金)

5. 開業届・青色申告承認申請所を提出する

開業届・青色申告承認申請書を提出しましょう!

各書類の説明としては下記です。

提出書類
  • 開業届
    • 目的:事業を始めることを税務署に知らせるために提出する
    • 提出期限:事業開始日から1ヶ月以内
    • 提出先:納税地を所轄する税務署
    • 補足:国税の納付を申告する意味合いがある(国税には所得税や消費税などがある)
  • 青色申告承認申請書
    • 目的:青色申告特別控除を受けるために提出する
    • 提出期限:その年の3月15日まで(新規開業した場合は開業日から2ヶ月以内)
    • 提出先:納税地を所轄する税務署
    • 補足:開業届と併せて提出するとラク

開業届と青色申告承認申請書に関しては、税務署に提出する必要がありますが、提出方法としては、「税務署に直接持参・郵送・e-Tax」が挙げられます。

e-Taxで開業届や青色申告届を提出したかったのですが、それらの提出を行うにはe-Taxソフトが必要になり、Mac OSの場合は利用できないとのことなので、e-Taxは諦めて郵送で送りました…。

開業届や青色申告承認申請書の作成に関しては、「マネーフォワード クラウド開業届」で無料で作成可能です。

いくつかの質問に答えて、フォームに内容を入力するだけで書類が作成されるので、本当に便利!

また、申請書を作成すると「マネーフォワード クラウド」の90日間無料トライアルクーポンをもらえたので、「マネーフォワード クラウド確定申告」や「マネーフォワード クラウド請求書」の利用を検討している方は、「マネーフォワード クラウド開業届」を利用するのがおすすめです!

6. 会計ソフトを契約する

会計ソフトの契約もしておくと良いです!

会計ソフトを使うことで、帳簿の記録や確定申告書の作成などを行うことができ、経理の手間やそこへかかる時間を減らすことができます。

会計ソフトの種類としては、デスクトップ型とクラウド型がありますが、デスクトップ型の場合は、Macで動かないものがあったり、あったとしてもあまり良いものはないと書かれている記事や動画が多かったです。

それもあって、私はクラウド型の会計ソフトを検討することに。

クラウド型の会計ソフトで有名どころとして「freee」と「マネーフォワード クラウド確定申告」があり、どちらにしようか色々調べてみましたが、クレジットカードの明細反映のスピードや金融機関サービスの連携が豊富である点から「マネーフォワード クラウド確定申告」を選びました!

7. 開業前の領収書を保管しておく

開業費(開業前の経費)の領収書は保管しておきましょう!

開業費としては、開業に関わるイベント・セミナー・勉強会への参加費や、書籍の購入費用、HP・ブログ作成費用などが挙げられます。

領収書がもらえない場合は、出金伝票で大丈夫!

参考になった本

おわりに|フリーランスエンジニアになる前に準備しておきたいこと

ここまで、「フリーランスエンジニアになる前に準備しておきたいこと」について書いてきましたが、まとめると下記のようになります。

手続き・準備項目
  1. 仕事を探す
  2. 事業用口座と事業用クレジットカードを作成しておく
  3. 健康保険を任意継続するか、国民健康保険に加入する
  4. 国民年金へ加入する
  5. 開業届・事業開始等申告書・青色申告承認申請所を提出する
  6. 会計ソフトを契約する
  7. 開業前の領収書を保管しておく

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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