日本人のためのピケティ入門|60分で分かる「21世紀の資本」のポイント

日本人のためのピケティ入門60分でわかる『21世紀の資本』のポイント大学生におすすめの本

先日「日本人のためのピケティ入門 60分でわかる『21世紀の資本』のポイント」を読みました。なのでそのことについてのレビューについて書いています。

 

全部で3章あるんですが、1章は、Q &A形式なのでめちゃくちゃ読みやすかったです。

 

こんな方におすすめ
  • 『21世紀の資本』を分かりやすく理解したい
  • ピケティの主張の要点を知りたい
  • 60分で概要を把握したい

※この本は、あくまでも解説であり、厳密ではないことに注意。

 

 

原著では結局何が書かれているのか?

これが話題になったのは、欧米諸国のマクロ経済を10年以上かけて集めたからで、主張は単純です。資本主義では歴史的に所得分配の格差が拡大する傾向があり、それは今後も続くだろうということです。

  • マクロ経済→一国の経済全体の行動を分析するもの。
  • 資本主義→自由な経済体制

 

原著は700ページほどありますが、結局は上記のことが書かれているんですね。

 

700ページもあるのは、膨大な量の統計データがあり、それらを比較する必要があったからとのこと。それだけ多くのデータがあれば、信頼できますね。

 

結局、結論は何?

ピケティの主張は、次の資本主義の根本的矛盾と呼ばれる不等式で表現されています。r>g ここでrは資本収益率、gは国民所得の成長率です。

つまり、どういうことかというと資本収益率が成長率を上回るということ。

 

分かりやすく言い換えると、資本を持つ人と持たない人では、格差を生み出すということですね。

 

今までのものと何が違うのか?

これまでは、

今までの経済学では「資本主義の発展とともに富が多くの人に行き渡って所得分配は平等化する」とされてきました。

 

ということが一般的だったわけですが、ピケティのものは、以下のようなものだったんですね。

 

(省略)「資本主義では過去200年間、格差が拡大し、今後も不平等が拡大する」と予想したオリジナルな研究だったので、大きな反響を呼んだのです。

 

このようなことは以前からも唱えられていましたが、明確な根拠(資料)がなかったことが反響を呼んでいなかったとのこと。

 

やはり、r>g の構図になるということですね。

 

おわりに

この本は、経済についてあまり知らない人でも原著よりかは、かなり読みやすいと感じました。

 

僕自身、原著を読もうとしましたが、言っていることが難しく、ページも多いということもあり、諦めましたし(笑)。

 

本の題名通り、60分ちょっとで読めるので原著を読む時間がないという方、ピケティの主張の要点を押さえたい方はどうぞ!

 

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