
この記事では、Web系とSIerの違いについて書いています!
今回書いているWeb系とSIerの違いについてですが、エンジニアとして就活する際には押さえておかないと企業選びも大変ですし、後々後悔します。
私もエンジニアの就活を始める前までは、Web系とSIerの違いがよくわかっていなかったので、この記事で理解しておきましょう!
SIerとWeb系とは?〜両者の違いについて〜
SIerとWeb系の違いについて説明していきます!
SIerとは


SIerとは簡潔に言うと、システムの導入から構築までシステムに関する全てのことを行う事業者のこと!
SIerとはシステムインテグレーションの略でシステム全般のことを行う事業者を指します。ここで言っているシステムの例として、銀行システムや在庫を管理するシステムなどが挙げられます。
システム全般とは、具体的に「設計・要件定義→開発→運用・保守」の全てです。
SIerの代表的な企業
- IBM、NTTデータ、富士通、日立など
【補足】SIとSEは違う
よくSI(システムインテグレーション)とSE(システムエンジニア)を間違えている人がいますが、SIはシステム全般を見てあげる企業のこと、SEは職種です。
SESについても知っておく
SIerとは、また少し意味合いの違うSES(システム・エンジニアリング・サービス)についても理解しておく必要があります。
SIerはシステム開発全般を請け負う事業者であるのに対し、SESは契約形態の一つで、お客様の会社に技術者を派遣することです。
具体的にはシステム開発を行う際に必要なエンジニアの技術を提供するサービスのことを指しています。
Web系とは


Web系とはWebサービスやWebアプリを運営・提供する企業のこと!
SIerとは違い、他者から請け負ってシステム全般のことを行いますが、Web系は自社でサービスを開発しているような企業です。
Web系の代表的な企業
- Google、サイバーエージェント、メルカリ、グリー、DeNAなど

私はWeb系の企業メインで就活をしていました!
- SIer:システム全般を請け負う事業者
- SE:システムを開発するためにお客さんにヒアリングしたり、システムの設計を行う。コードを書くということはプログラマーに比べると少ない
- プログラマー:基本的にコードを書いている
- Web系:自社でWebサービスを提供している企業
SIer業界のメリット・デメリット

SIer業界のメリット
- システムの規模が大きいところが多いので多くの人と関わりながら仕事ができる
- 開発未経験で入れるところが多い
SIerは基本的にBtoB(企業間取引)なので、システムの規模が大きくその分関わっている人も多いです。

開発未経験者募集のところもWeb系と比べると多いよ
SIer業界のデメリット
- 技術が古く、保守的なところが多い
- Web系と比べるとあまり自由ではない
システムが大規模なため、システムを改修する際にそのシステムを作る際に使用された言語をそのまま使う場合が多いです。
新しい技術を使ってシステム自体を改修するとなると手間がかかったり、システムに不具合を起こした際の影響が大きいので。
また、Web系と比べると服装もスーツで、茶髪やロン毛も禁止のところが多いです。
Web業界のメリット・デメリット

Web業界のメリット
- SIerに比べると比較的自由な働き方がしやすい
- SIerよりもコードを書ける
SIerと比べると服装自由・髪型なところが多いです。また副業OKのところが多いのも事実。
さらにSIerは上流工程であまりコードを書かないところが多いのに対し、Web系のエンジニアではコードを書くことがメインです。
Web業界のデメリット
- 技術のトレンドが早いので、常に技術のキャッチアップやアップデートについて行くのが大変
技術の流行り廃りや新しい技術が出てくるということが頻繁に起こるため、技術が好きでない人は大変かもしれません。
結局、SIerとWeb系でそれぞれどのような人が向いているか?
SIerに向いている人
- 大規模なシステム構築に携わりたい人
Web系に向いている人
- 好奇心旺盛で色々な技術に興味がある人
- コードを書くのが楽しい人

僕はコードを書くのが楽しいと感じているためWeb系の企業を中心に就活していました!
Web系とSIerの違いについて|まとめ
ここまでSIerとWeb系の違いについて説明してきました。
まとめると…
- SIer:システムの導入から構築までシステムに関する全てのことを行う事業者
- Web系:WebサービスやWebアプリを運営・提供する企業
- 大規模なシステム開発に携わりたい人はSIerがおすすめ
- 好奇心旺盛でコードを書くのが好きな人はWeb系がおすすめ

業界のことを理解した上で、エンジニアの就活を進めていきましょう!
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